ここでは、SpamAssassin 3.4系列のインストールについて説明します。特に日本語パッチについて説明します。
事前準備
次のソフトウェアを事前にインストールしてください。
なお、2,3,4に関してはTokenizer::MeCabプラグインを使う場合に必要です。
1. 文字エンコーディング検出器Encode::Detect
配布元: http://search.cpan.org/~jgmyers/Encode-Detect/
2. 形態素解析エンジンMeCab
必要とするバージョン: 0.98以降
配布元: http://mecab.sourceforge.jp/
インストール時の注意事項: ./configureのオプションで"--with-charset=utf8"を付ける必要がある。
3. MeCabの辞書mecab-ipadic
必要とするバージョン: 2.7.0-20070801以降
配布元: http://mecab.sourceforge.jp/
インストール時の注意事項: ./configureのオプションで"--with-charset=utf8"を付ける必要がある。
4. MeCabのPerlバインディングmecab-perl
必要とするバージョン: 0.98以降
配布元: http://mecab.sourceforge.jp/
インストール
SpamAssassinのtarボール
SpamAssassinの公式サイトからSpamAssassinのtarボールをダウンロードします。
http://spamassassin.apache.org/downloads.cgi
日本語パッチ
日本語パッチを次の場所からダウンロードします。
http://spamassassin.emaillab.jp/pub/ja-patch/sa3.4/
SpamAssassinのtar ballを展開後、日本語パッチを当ててください。
$ cd Mail-SpamAssassin-3.4.x $ patch -p1 < spamassassin-3.4.x-ja-y.patch
後は、通常のSpamAssassinのインストールと同じです。
インストール後
SpamAssassin 3.3以降ではルールファイルは同梱されなくなりました。
sa-updateコマンドを実行することにより、ルールファイルをダウンロードできます。
そのため、インストール後にはすぐにsa-updateコマンドを実行してください。
# sa-update
また、定期的(週に1度、短くても1日に1度)にルールファイルを更新するようにcrontabに登録してください。